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■衆議院 内閣委員会
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■平成18年1月19日(木)
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内
閣 委員会
答弁者
内閣官房長官 安倍 晋三
国家公安委員会委員長 沓掛 哲男
佐藤委員長 次に、泉健太君。
泉委員 民主党の泉健太です。
まず、私も、時間がちょっときょうは二つに分かれてしまいましたので、短い時間ですが、官房長官に質問させていただきたいというふうに思います。
先ほど、予算、補正予算の話がございました。私も、これは、見てびっくりしたんですね。緊急対策六項目ということで緊急六項目を掲げながら、補正予算に
全く子供の安全の予算が入っていない。
やはり、私たちは、子供の安全について政府としてのメッセージを送る場でもあると思うんですね、補正予算というのは。そういう意味からも、そのメッセー
ジ性が感じられないということが一つありますし、現に防犯教室というものを私は実際に見に行ったこともありますけれども、全国のすべての学校の全児童生徒
が平成十八年三月までに防犯教室を受講できるよう開催を要請する、かなりの手間と時間がかかることだと思うんですね。ほかにも、路線バスの活用等々も含め
て、これはまさに、官房長官の発言要旨というところを見せていただいていても、二ページ目に、現在の喫緊の課題である、そして緊急対策として、緊急安全対
策、緊急開催、緊急立ち上げ、ことし三月までと。これだけ緊急緊急ということが入っていながら、これは本当に六項目、予算、必要ありませんか。
安倍国務大臣 先ほど答弁させていただきましたように、既に平成十七年度予算
において子供の安全対策についての予算は盛り込んでいるわけでありまして、その中で必要な施策については実施、予算の執行をしてきたところであります。
それに加えて、十八年度の予算にさらに加えているわけでありますが、先ほど申し上げました六項目等については、必ずしもすべて予算を必要とするものでは
なくて、できることからまずしっかりとやっていきたい、こう考えています。
泉委員 そうしますと、今予算を必要としないものということで挙げられたとい
うことで、これは本当に予算を必要としないんでしょうか。
十七年度に予算が組まれていました。そのときは、まさか栃木や広島や京都の事件を予想されていたわけじゃないですよね。そんなこと、まさか予想されるわ
けがない。でも、私たちで全力を尽くして対策を打ってきても、こういった形で児童生徒の被害が起こっている。状況が変わったということでいえば、これは新
たな対策が必要だということで今問題になっているんじゃないですか。
だとすれば、補正予算で予算をしっかりと獲得する、つけていくことが、これは国民に対してのメッセージになると私は思いますし、事実、メッセージだけで
はなくて、ことし三月までと時期を区切って関係者の総力を結集しようとしているのに、三月以降の予算にはお金はつけるけれども、あとは速度を変えずに、十
七年度は十七年度のもともと決められた中だけでやります、これはやはり私はおかしいんじゃないのかなと思うんですね。
今からでも私は遅くないと思っていますが、少しばかりでも予算をつけようというお気持ちはございませんか。
安倍国務大臣 先ほど私が申し上げました六項目の中の重点的に推進する項目に
おいては、例えば学校の安全管理対策、登下校時の安全確保に関する先進的な実践事例を提供していく、そうした先進事例でうまくいっているところを各地域に
おいてやっていただく。あるいは防犯教育の推進。
また、地域における対策の中で、例えば犯罪を起こしにくい環境整備。子ども緊急通報装置等の整備や防犯まちづくりの推進。また、子供を守るための諸活動
をさらに充実していく等々のものがあります。
また、犯罪の取り締まりをしっかりと強化していく。また、再犯防止をしっかりとやっていく。再犯防止対策、出所情報の共有等々は、これはまさにすぐでき
る対策でありますから、こうしたことはちゃんとやってまいります。
他方、警察官の増員等については、これは増員計画、また、増員しても訓練等々をしなければならないということも当然あるんだろうと思います。
泉委員
そこが私は与党と野党の違いなのかなというか、民主党と自民党の考え方の違いなのかなと。私たちは、今回、財政厳しい折ではありますけれども、予算をこう
いうときには子供の安全のためにつけるべきだという考え方を党として持っておるわけでして、与党の方はお金のかからない範囲で安全に取り組もうという姿勢
だということがわかったということになると思います。
もう一つお伺いをしたいんですが、先ほど、私が指示をして犯罪から子どもを守るための対策についての関係省庁連絡会議というふうにおっしゃられました。
ここに再犯の防止という項目もあるわけですが、これを見ますと、法務省からは刑事局長だけが入っておられます。この理由をお聞かせください。
安倍国務大臣 今御指摘の点でありますが、刑事局長は、刑事局の所管事項のみ
ならず、これらすべての事項につきまして、法務省全体を代表して報告を行い、意見を述べる立場で会議に参加しているというふうに私は承知をしております。
泉委員 そうしますと、これはほかの省庁からも大体一名ずつということから考
えても、そういった意味で、各省庁を代表して集まっているメンバーだということで認識してよろしいですね。
安倍国務大臣 他の省庁も同じ認識であります。
泉委員
ここでなぜ刑事局長を入れたのかということもあると思うんですが、再犯の防止ということからいうと、私は、より、特に性犯罪なんかでは最近よく言われてい
ますように再犯率の問題がありますので、矯正局ですとか保護局の局長さんということも考えられたのではないのかなというふうに思いますが、刑事局長を入れ
られた理由というのは、その中でもこの刑事局長という理由についてはどういったことになるんでしょうか。
安倍国務大臣 犯罪対策においては、法務省において刑事局、刑事局長が中心に
なって当たっているということでございまして、省を代表して参加をしている、こういうことでございます。
泉委員 そして、公安委員長にもちょっとお伺いをしたいと思っております。
先ほど公安委員長の報告の中で、これまた私ちょっとびっくりしたんですが、結局、最後まで塾が出てきていないと思うんですね。文部科学省と連携をして、
通学路における子供の犯罪を防止する対策ということについて書いていただいているんですが、私は、警察庁というのは、経済産業省や文部科学省やあるいは厚
生労働省、いろいろなところがある、だけれども、どの子供たちが、どんな場でもその子供たちの安全を守るというのが公安委員長、警察庁の仕事であるという
ことを考えておりまして、そこからいうと、非常にこれは数分の一しかあらわしていない報告ではないのかなというふうに思わざるを得ません。
塾との連携、経済産業省との連携、あるいは児童館、厚生労働省との連携、そういったものについて一言も言及がない、この理由をお聞かせください。
沓掛国務大臣
警察といたしましては、すべての防犯についての責任を持っておるところでもございます。今言われましたような、塾その他についても当然責任を持って対応し
ていくということでございまして、いろいろな会議等におきましても、警察庁の方から、生活安全局長が担当している部門でございますが、そういう局長会議、
あるいは経済産業省においてのいろいろな四省庁会議等にも出ていただいて、今言われたようなことについても対応しているところでございまして、ここにいろ
いろ、全般的なことでございますので、代表的な意味でのことを書かせていただいたので、そういう塾その他についても非常に重要な課題だというふうに認識い
たしております。
泉委員 全般的ならばなおのこと、これは入れなきゃならないですよ。京都での
この塾の事
件というのは大変大きな事件です。しかもまた、こうして今学校の教育の中におけるというか、子供たちにおける塾のお金と時間の使い方というのはどんどんふ
えているわけですから、こういった報告を出される意味をよく考えていただきたいと思います。
塾との連携もしっかりとこの文章の中に入れていただきたいということを私は要望して、まずの、第一弾の質問を終わらせていただきたいと思います。
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