衆議院内閣委員会
平成19年4月4日(水)
政策金融公庫の法案
に ついて
答弁者
国 務大臣
渡 辺 喜美君
内 閣府副大臣
林 芳正君
政 府参考人(内閣官房内閣審議官)
大 藤 俊行君
政 府参考人(内閣官房内閣審議官)
鈴 木 正徳君
政 府参考人(厚生労働省大臣官房審議官)
宮 坂 亘君
政 府参考人(農林水産省大臣官房政策評価審議官)
中 尾 昭弘君
政 府参考人(中小企業庁事業環境部長)
近 藤 賢二君
河本委員長
次に、泉健太君。
泉委員
民主党の泉健太です。
いよいよこの政策金融公庫の法案がスタートをいたしました。大変多岐にわたる法案でありまして、我々民主党も、こういった形で財投の資金の出口の部分の 改革がいよいよ始まるということについては、基本的には賛同いたすものであります。そして一方で、今、格差の社会のことも言われておりますけれども、セー フティーネットをいかに確保していくか、国民の不安を解消していくかということも我々が特に注視をしている観点でもあります。きょうは、そういった観点か ら数点質問をさせていただきたいというふうに思います。
まず、先日、衆議院の本会議がございました。この衆議院の本会議で、与野党から質問の中で、やはりまず一番最初に、この政策金融改革の意義は何なのかと いうことの質問がございました。大臣、改めて、この政策金融改革の意義、お答えをいただきたいと思います。
渡辺国務大臣
これは本会議でも申し上げたことでございますが、官業ビジネスが肥大化をし て、政府の失敗が起きたわけでございます。
財政投融資という巨大ないわば統制型の金融が長年行われてまいりました。その財投資金が公社、公団に流れ込んで、例えば国鉄の不良債務のように膨大な国 民負担をつくってしまった。そういった政府の失敗を教訓として、この財政投融資改革を行ってまいった経緯がございます。
そして、今回、郵政民営化に続いて、資金の出口の改革が位置づけられたわけでございます。資金の流れを官から民へ改革することによって、国民の大切な資 産が民間部門で活用され、経済の活性化が図られていくというのは、政府の失敗の教訓にかんがみれば、大変重要なことではないかと考えておるところでありま す。
現行の政策金融機関の担っている機能を抜本的に見直し、完全民営化・廃止される機関の機能を政策金融の外側に切り出すとともに、必要最小限の業務は一つ の新たな政策金融機関に担わせることとしておるわけでございます。
泉委員
今大臣がおっしゃったように、私も、公社、公団、実例では国鉄というお話がございま したが、まさにそういうものに対する国民から集めた資金の巨額な投資、その中に非効率や無駄があったということは、これは多くの国民も知るところであると いうふうに思います。
ただ、この中で、まさに国民生活にかかわるところに流れてきた財政投融資の本当に小口の細かい資金の流れまでもが今一緒に改革の波に洗われようとしてい るのではないのかな、そういう懸念も一方ではしております。
もちろん、いろいろなセーフティーネットを考えられているところではありますが、まず最初の考え方として、出口の改革、これは大いに結構だと思います。 出口の改革は大いに結構なんですが、今大臣がおっしゃったような、例えば、公団、公社あるいは都市基盤整備の機構ですとか都市再生機構とか、こういう大型 プロジェクトと言われるものに対して財政投融資が資金を出してきたということについての無駄というお話はよく私も聞くんですね。
では一方で、大臣に御見解をお伺いしたいんですが、例えば、国民生活金融公庫や中小企業金融公庫に対するこれまでの財政投融資の使い方、ここに大きな無 駄があったというようなお考えはございますでしょうか。
渡辺国務大臣
国民金融公庫や中小企業金融公庫がそれぞれの分野で果たしてきた役割について は、私も大変高く評価をいたしております。
例えば国金におけるマル経融資などというものは、これは相当ノウハウも蓄積され、一種の零細企業向けのセーフティーネットとなっていると言っても過言で はなかろうと思います。また、恩給担保貸し付けなどというのも一種の弱者配慮の金融ビジネスであろうかと思います。
中小企業金融公庫におきましても、デフレ下の金融危機的な状況のもとで民間金融機関が貸し渋りに走るときに、まさにセーフティーネットとしての威力を発 揮したのは記憶に新しいところでございます。
したがって、そうした機能は今回しっかりと引き継いでまいる覚悟でございます。全体として政府系金融機関にやはり必要最小限の機能は残していくというこ とは、今回、心を砕いて考えたところでございます。
泉委員
必要最小限というふうに絞らなければならなかった。もちろん、必要最小限、不必要な ものは確かに 不必要ですけれども、一方で、やはり根本的な財政投融資における問題というのは、そういう巨額なプロジェクトの方にお金を投入してきた、資金を投入してき たことが本来の問題点であって、決して、個々個別の中小の業者に対する融資の方に問題があったという認識は、私はこれは持っていないわけです。
ただ、一方では民業圧迫だというような御指摘もございまして、大臣は、こういった国民生活金融公庫あるいは中小企業金融公庫が民業圧迫をしているという 御認識をお持ちでしょうか。
渡辺国務大臣
本来、民間でできることを官がやる必要は基本的にはないんだろうと思います。 やはり官の立場というのは、民間に任せておくと、市場の失敗とか、そういう場面においてうまくいかないということについては官がその補完的な役割を担うと いうことが必要であろうかと思います。
民業圧迫という御意見は私もさんざん聞いてまいりました。例えば日本の金利の体系というものを考えてみますと、貸付残高と金利をグラフにしてみますと、 二%ぐらいのところに巨大な山があるんですね。これは一種の土地担保融資の山でございます。そして、この金利の山が突然小さくなって、次にあらわれてくる 小さなこぶが二〇%を超えたところに出てくる。非常にいびつな金利体系が日本の金融の偽らざる実情なのでございます。
したがって、こうした実情を考えると、やはりリスクに見合ったプレミアムをとるという金融は日本において必要なのではないかと考えるわけでございます。
インフレのときにはいいんです。資産価格が名目成長率を超えるような上昇をし続けている時代にはこういう日本型の、いわばリスクをとらなくても済むよう な金融というのが威力を発揮したものと考えますが、しかし、一たん逆サイクルに回ってしまう、例えば資産価格が右肩下がりで下落をし続ける、一般物価まで 下落をし始めるということになりますと、これは債務というのが自己増殖をしていく、いわゆるデットデフレーションというとんでもない経済に陥ってしまうわ けでございます。
したがって、そういうことを考えれば、やはり日本の金融があるべき姿に正常化をしていくという過程は避けて通れなかったのではないでしょうか。官が担っ てきた部門というのはできるだけ小さくしていく、そして金利機能というものが正常に働いていく、そういう金融は目指していかなければならないと考えており ます。
泉委員
今、金利のお話がございましたけれども、確かに、インフレのときにはリスクをとらな い金融というものが成り立っていた、しかし、今はそういう時代ではないというお話もございました。
でも、今の政権の戦略というのが、また、一時期の失われた十年を、あるいは十五年を乗り越えて、インフレの方向に向かっていこうというか経済成長の方向 に向かっていこうとしているということであれば、一方で格差が、国民の多くが認識をしているという状況であることを考えると、まさに今行わなければならな いのは、先ほど大臣が言ったようなリスクをとらない金融というものをもう少し継続させるということではないのかなというふうに思いますが、いかがですか。
渡辺国務大臣
金貸しがリスクをとらないということはあり得ないことだと思うんですね。リス クをとり過ぎ てリスク管理に失敗しちゃった銀行はたくさんございますけれども、やはりきちんとリスクをとり、資金仲介機能を果たしていく。また、リスク管理に失敗をす ると悲惨なことになり、これが国民負担につながっていくことが明らかになったわけでございますから、きちんと金融機関はリスク管理を徹底してもらうという ことが必要であろうかと思います。
一方、世の中全部市場原理でやれと言われても、なかなか、市場が失敗をする分野がないわけではございません。やはり最低限のセーフティーネットというも のは、金融の世界でも、それはあっていいのだと思います。
したがって、そういう分野において政策金融の役割というのは今でも残っているわけでございまして、そうした観点から今回の新公庫法を考えたところでござ います。
泉委員
大臣が言った言葉がリスクをとらない金融という言葉でしたので、私はそれを使わせて いただいたのですが、全くそれはとらないというのはあり得ない話ですが。
大臣、先ほど、二%のところにまず金利の山がある、そして二〇%を超えたところにまた一つの山があるというお話がございました。それでいいますと、私は まさに政策金融というのは、その二%の山の部分の、国民の生活を支えてくるところで活躍をしてきたというか威力を発揮してきたというふうに思うわけです が、二〇%を超えたところに最近もう一つの山ができつつある。そしてまた、消費者金融の問題ですとか、さまざま大手の金融機関までもが高い金利のさまざま な商品を出すようになってきているという状況で考えると、私は、今まさに、低金利のサービスというものをいかに維持していくか、いかに国民に提供していく かというのが非常に大事な観点ではないのかなというふうに思っておるわけですが、大臣は、いわゆるその金利の山を今後どうなされていきたいというふうにお 考えですか。
渡辺国務大臣
イメージ的に言えば、こういうフタコブラクダみたいな金利体系が、理論的に、 金利が正常に働くと考えれば、もうちょっとなだらかなものに多分なっていくんだろうと思います。
しかし、日本では相変わらずデフレが続いております。デフレ下において、例えば日本銀行が短期金利を上げても、競争が激しい金融の世界では、貸付約定平 均金利は逆に下がってしまうというようなことが今起こっているんですね。したがって、なかなか金利の正常化というのは、デフレのもとでは働いていかないと いう現実がございます。
一方、二〇%を超えたところにできた小さなこぶというのは、これまた日本の金融のいびつさをあらわしているものであります。まさしく、昨年の臨時国会に おいて貸金業法等の抜本的な見直しを行ったわけでございまして、こうした規制金利にへばりついた金利体系が、今後恐らく、こっちの高い方の金利はもっと低 い方に向かってさや寄せされていくのではないかと考えております。
泉委員
たくさんの問題をきょうは用意していますので、余り一つにずっとかかわりはできませ んけれども、例えばでちょっと具体的にお伺いをしたいんです。
教育資金貸し付け、これを今回は対象範囲を縮小していこうということでございます。聞くところによると、年収九百九十万以下の現行の所得制限を引き下げ るというような方向性だというふうに聞いておりますが、それでよろしいかどうかと、ある程度、もう既にその方向性の中で具体的数字が見えつつあるのかどう か、聞きたいと思います。
渡辺国務大臣
教育資金貸し付けというのは、今委員が御指摘になられましたように、年収基準 が九百九十万円となっております。この見直しに当たっては、低所得者の資金需要に配慮しつつ決定をすることにしております。
具体的な中身は、公庫が撤退することによって、民間金融機関からも公庫からも借り入れが受けられない、そういう層が生じてしまうことのないように十分配 慮した上で、政令において決定をしていくことになります。
泉委員
もう一つ、中小企業金融公庫の一般貸し付けも廃止をされるということでありますけれ ども、この中小企業金融公庫の一般貸し付けについては、現在の規模、これは事務方で結構ですけれども、どれぐらいの貸し付けを行っているんでしょうか。
近藤政府参考人
中小企業の貸し付けの規模につきましては、中小企業金融公庫の現在の貸付実 績が、先ほども申し上げましたけれども、総貸し付けで一兆三千億円ございます。二万六千件の件数でございます。その中で、一般貸し付けは千八百億円、二千 七百件の件数でございます。
中身をちょっと業種別に見ますと、不動産業が一般貸し付けの約四分の一を占めておりまして、件数ベースで六百九十件、金額ベースで六百億円でございま す。製造業が約三分の一を占めておりまして、件数で九百二十件、金額ベースで五百四十億円という実態でございます。
泉委員
今、今後変化があるだろうとほぼ確定をしている二つのことについてお伺いをしたわけ ですが、例え ば教育資金貸し付けなんかについては、今政府の方向性というか、例えば児童手当でいいますと、所得制限を上げていく方向ですね。また、日本は、よく言われ るように、OECD諸国の中では教育にかける予算が少ないんじゃないかという指摘もよくされる状況ですね。にもかかわらず、この教育資金貸し付けの所得制 限を引き下げて対象範囲を縮小していかなければならないその理由が私はいまいちわからないわけです。
政府はどっちの方向を向いているんだろうかという気がしてならないわけですが、大臣、そういう児童手当や教育予算ということについては、政府の今の取り 組みはできるだけ増していこうというような方向にもかかわらず、この資金貸し付けについては下げていこうというのはなぜなんでしょうか。
渡辺国務大臣
我々の発想は、政府というものがのべつ幕なし何でもやっていく、政府がどんど ん肥大化して いくということは望みません。民間が基本的にやるべきこと、政府がやらずとも民間ができることは民間に任せよう、そういう方針で政策体系を組み立てており ます。したがって、教育ローンのように、これは民間の金融ビジネスとしても大いに成り立つのではないかと考えられるものについては、やはり民間に基本的に 任せていくべきだろうと考えております。
しかし、先ほども申し上げましたように、こういう教育ローンを利用されている方が現にいらっしゃるわけでございます。それで、この教育ローンを縮小しま したときに、民間からも借りられないという層が出てくるのは非常にまずいものでございますから、そういう人が出てこないような縮減を今考えているところで ございます。
泉委員
想定の範囲内で結構ですけれども、今回、国民生活金融公庫が教育資金貸し付けについ て所得制限を 引き下げる、あるいは中小企業金融公庫が一般貸し付けを廃止するということで民間の方に恐らく資金は流れるとは思うんですが、サービスは民間の方のサービ スが充実していくとは思うんですが、金利の上昇ということは考えられるというふうに考えていてよろしいんでしょうか。こういった教育ローンなり中小企業に 対する貸し付けの民間の金利の水準、これはやはり上がっていくというふうに考えてよろしいんでしょうか。
渡辺国務大臣
金利の水準については、日本銀行の金融政策や経済情勢が大いにかかわるかと思 います。ま た、先ほど申し上げましたように、民間金融機関の競争が非常に激しい分野においては、日銀の金融政策にかかわらず平均約定金利が低下をするというようなこ とが現に起こっているわけでございますから、一概に、これを民間に任せたら金利が上がるとは言えないのではないでしょうか。
泉委員
ありがとうございます。
とにかく、この一番最初の改革の意義ということについては、私は、財投の改革、出口の改革は大いに結構だけれども、しかし、多くの国民が望んでいた改革 というのは、大口の大プロジェクトの、また、大きな天下りの改革でありまして、こういった国民生活にかかわる部分についての改革というのは必ずしも望んで いなかったのではないかということをお伝えしたかったということでありまして、ぜひその点は、よく御配慮いただいている答弁は私以外の質疑者のときにもあ りましたので、その観点をぜひこれから持っていただきたいというふうに思います。
もう一つ、証券化のことで、先ほどのリスクプレミアムの件ですけれども、この証券化は、こういった細かい、例えば環境衛生の分野ですとか、国民生活金融 公庫の分野でもそれぞれ証券化の仕組みを進めていくということだと思うんですが、これはもうかなりどの分野でも、そして小口の融資、貸し付けに関しても具 体化がほぼ進んでいて、現実的にやっていけそうだという状況なんでしょうか。
渡辺国務大臣
正確な答弁をお求めになるんでしたら政府委員の方から答弁させますけれども、 証券化の業務 というのは、私の理解では、今のようなIT技術が進歩いたしまして、いわゆる大数の法則さえわかっておれば、ローンを束ねて、大体デフォルト率はこれくら いだろうなということが簡単に計測されます。したがって、それほど難しいものではないと考えております。
こうした金融技術を駆使することによって何が得られるかといえば、全体のバランスシートのスリム化が達成されるということと同時に、政府がそうした証券 化の玉を市場に出すわけでございますから、こうした証券化市場が活性化をしていくということが考えられるのではないでしょうか。
泉委員
これも、やはりそれぞれの中小零細になると、経営実態というのがかなりばらばらだと いうことで、 証券化が非常に難しいんじゃないかというふうに私も考えておりまして、その結果、仮に証券化できたとしても、融資対象ですとか額が狭まったり、金利が上 がったりということが予想されることもありまして、そこは慎重に、この証券化については手法をよくよくお考えいただいて検討していただきたいというふうに 思います。
次ですけれども、こうして各政策金融機関が合併をします。先ほどから話がございますように、その効果について本会議でも質問がありました。もちろん、ワ ンストップサービスを進める、あるいは管理部門を統合する、資金調達コストを下げる、主にこの三点はお伺いしたわけですけれども、具体的に、例えば店舗に おきまして、我が党の佐々木議員が質問したときには、二十四店舗の統合が既に決定しているというようなお話をさせていただきましたけれども、ただ、支店が 重複しているのでいうと八十店舗あるというようなお話でございます。その二十四店舗というわかっているもの以上に、現在数字はお持ちでしょうか。
大藤政府参考人
支店の統合についてのお問い合わせでございます。
まず、今回統合されます国内三公庫で、現在二百三十三の店舗がございます。これを現在の機関別に見てみますと、国民生活金融公庫が百五十二、中小企業金 融公庫が五十九、農林漁業金融公庫が二十二ということになっております。この所在を見てみますと、このうち六十地域で、同一地域に複数の支店、二ないし三 の支店があるということでございます。
ということでございまして、これをいわゆる利用者利便を低下させることなく極力統合していくとの方針のもと、現在、関係省庁及び関係機関間で検討作業を 行っているということでございます。
ただいま二十四という御指摘ございましたけれども、これは十九年度予算で手当てした箇所でございます。現在、先ほどお話ししました基本的な考え方のもと に、関係者間で調整を進めているところでございます。
ということで、現在、統合予定の具体的な店舗名でありますとか数について御説明できる段階ではございませんけれども、いずれにしても、政策金融改革の趣 旨に沿った最大限の合理化効果が発揮できるよう検討を進めていきたいと考えております。
泉委員
多くの国民が、やはり、今までおつき合いのあったというか利用してきた金融機関が統 合される、そ れだけで不安を感じていると思うんですが、その姿が見えない。しかし、こうして法律の審議は進んでいくという状況でして、最近はいつも、後で決める、政令 で定めるというようなことも大変多いわけですけれども、それだとなかなか、我々も質疑をしていく中では、非常に見えにくい、判断のしようがないというよう なところもございます。
考え方として、今、国民に不便がないようにということでありましたけれども、重複した地域に店舗が併存するというのもあり得ると考えていいんでしょう か、それとも、最終的には、重複した地域があればそれは統合という考え方でよろしいでしょうか。
渡辺国務大臣
先ほども答弁したかと思いますが、国内三公庫の二百三十三の店舗のうち、六十 地域で同一地域に複数の支店が存在しております。これをやはり極力統合していく方針が必要ではないかと考えております。
泉委員
八十じゃないですか。
鈴木政府参考人
数字について御説明申し上げます。
繰り返しになりますけれども、現在、国民生活金融公庫の支店が百五十二ございます。それから中小企業金融公庫の支店が五十九、農林漁業金融公庫が二十二 ございまして、六十地域で重複がございます。その重複する支店の数でございますけれども、それが先ほど先生が申されました八十で、一つの地域に二ないし三 がございますので、六十地域八十支店でございます。
それから、十九年度予算で統合を決めまして減ります店舗数が二十四店舗でございます。
以上が数字でございます。
泉委員
もう一つ、たしか四機関で千百人、管理部門の一元化によって人員削減ということです が、管理部門 で共通するのが四機関計で千百人でございます。一方で、二十四店舗、もう統合を決定されているということでいいますと、この人員削減の数というのはどれぐ らいになりますでしょうか。
鈴木政府参考人
ただいま先生御指摘の千百名でございますけれども、これは本店また支店の管 理部門等を合 わせました人数でございます。私ども、できるだけ十九年度予算に、統合できる店舗の予算を前倒しで計上するようにということで作業を進めてまいりまして、 これからその中の組織体制等々また検討していくものもございますので、今の段階で、何人ぐらい減るのかというところの精査はまだできていないところでござ います。
泉委員
済みません、それはいつぐらいにできる御予定でしょうか。
鈴木政府参考人
私ども、できるだけ早期に作業は進めてまいりたいと考えておりますけれど も、まことに恐 れ入りますけれども、最終的には平成二十年の十月一日に統合いたしますので、この統合が順調に進むようにその前に人事配置等も行う必要がございますので、 今ここの時点で何月何日までにと言うことはできませんけれども、できるだけ早期に、統合に支障がないように進めてまいりたいと考えております。
泉委員
ちょっとまだ、今のままでは具体的な姿がいまいち見えにくい。せっかく統合されるの であれば、最 新のさまざまなシステムを使いながら、不便のないように、しかし効率的な店舗展開というのをぜひお願いしたいと思うわけですが、まだ姿が見えない。そし て、人員の削減効果についても不透明だという状況であるということであります。
次にお伺いをしたいのは、きょう、厚生労働省の方にも来ていただいておりますけれども、先ほどから多くの質問者が生活衛生貸し付けについての質問をされ ていました。厚生労働省からいただいた資料ですと、貸付残高、これは今徐々に減少傾向にあるということでございます。毎年毎年の貸付規模、これは枠として 持たれている枠であるわけですが、それに比べて実績が半分程度というような状況が続いております。この理由についてお伺いをしたいと思います。
宮坂政府参考人
委員御指摘のとおり、生活衛生貸し付け、最近の、十七年度で申し上げます と、融資枠全体が二千二百億円、これに対して貸し付けの実績が九百四十一億円という状況でございまして、大体半分ぐらいの消化状況ということになっており ます。
この原因でございますが、一つは借り手側の事情、具体的には、先ほど来、生活衛生事業者、全国で百万事業者と申し上げていますが、その過半が飲食店でご ざいます。それから、資金の性格、これは具体的には、生活衛生貸し付けの場合には長期の設備資金が圧倒的に多いということでございまして、過去の融資の状 況を見ますると、飲食店の方々の設備投資というのが、どうしても景況を反映いたしまして、なかなか積極的な設備投資というのにつながっていないという状況 ではないかというふうに思っております。
ただ、我々も手をこまねいているわけではございませんで、毎年、貸し付け条件等につきましては、業界の方々からいろいろな御要望を伺いまして、それなり の制度要求をしていくというようなことで今まで対応してきたところであります。
以上であります。
泉委員
この数年の貸付規模と実績を見ますと、各業界から御意見を受けられている割には、そ の差が割合と してはちょっと広がってきつつあるんじゃないのかなというふうに思うんですね。一度平成八年に、貸付規模を前年に比べて大分下げたときがあると思います。 三千二百億から二千四百億に大幅に減らしたときがございました。そのときに、ただ、実績の方がもうぎりぎり、危なく超えるという状況があったかと思いま す。その状態で、恐らく、ある程度余裕を見てもう一度予算をとろうという方向に戻ったのかなという気もしておりますので、必ずしも貸付規模のままに実績が 今なければならないということではないと思うんですが、この数年間で、例えばこの生活衛生貸し付けにおいて、何か基準というか、貸し付けをしやすいように 取り組まれた実例はございますでしょうか。
宮坂政府参考人
直近で申し上げますと、平成十九年度予算におきまして、今回は標準営業約款 というのが、 例えば、クリーニング業界の方々が一定の約款を決めまして、クリーニングにおきますいろいろなサービスについて標準的な約款を決める。そういう約款を実現 するためにいろいろな設備投資も必要になるというような場合に、その金利につきましては通常の基準金利よりも低い特別の金利を設定するというようなこと。
それから、担保の問題がどうしても貸し付けの場合は出てくるわけでございます。小企業等の施設を改善するために、無担保、無保証でその資金を融資すると いう制度がございます。これにつきまして、この特例の取扱期間を一年延長するというようなこと。
それから、第三者保証人等を不要とします融資に係ります限度額につきましては、従来一千五百万円ということでございましたが、どうしてもその保証をなか なか受けられない、また、受けるといろいろな御迷惑もかける可能性があるというようなことで、この第三者保証人を必要としない融資につきまして非常に業界 からの御要望もございました。それで、これについての貸付限度額を千五百万円から二千万円に引き上げるというようなことを十九年度には措置しているところ であります。
以上です。
泉委員
ありがとうございます。ぜひその方向性で各業界の生活衛生関係の皆さんと協議を進め ていただいて、より利用のしやすい制度をつくっていただきたいというふうに思います。
心配をしていますのは、貸付残高がどんどん下がってきているという状況で、さらに今回のこの政策金融の改革でして、そういった意味で、貸付残高全体の規 模が今後どのように推移をしていくのかなということがありまして、平成十八年では貸付規模が二千億まで減少をしております。この方向性については、今後ど う推移していくことになるでしょうか。
宮坂政府参考人
先ほども御答弁申し上げましたが、生活衛生貸し付け、借り手の側の事情それ から資金の性 格ということで、正確に今見通すということはなかなか難しいわけでございますが、今回の法案におきましても、先ほど来るる御答弁ございますが、生活衛生貸 し付けのメニューというのはそのまま承継をされる。
さらに、法案の第二十九条第三項におきまして、新公庫の予算案に添付する事業計画なり資金計画の中では生活衛生貸し付けの貸付予定額を明らかにするとい うことになりまして、そこを明示するということが法律上義務づけられているところでございます。
今後の資金の需要につきましては、当然のことながら、十八年度の貸付実績がまだ出てきておりません。それから、今後の景況の中でどのような設備投資意欲 が出てくるのかということについては十分見きわめて、業界の方々というか、借り受け希望の方々の希望に十分こたえられるような枠の設定をしていきたいとい うふうに考えております。
泉委員
また次の問題に移らせていただきますけれども、貸付残高の対GDP比の半減目標のと ころに移らせていただきます。
これも先ほどほかの方からお話がございましたけれども、今回これを半減するということでありますが、一方で、既に三機関が統合していくことで半減目標と いうのは達成をされるということになっておりまして、民営化及び廃止が決まった三機関の貸付残高四十九・一兆円分の減少で実現可能という状況になってい る。
そうなると、実際に、新しくできる新公庫、機関の残高、これをどうスリム化していくのかということが大変重要なところかと思うんですが、今その数値目標 というのはあるのでしょうか。
渡辺国務大臣
まず、委員御指摘のように、貸付残高に対するGDP比半減目標、これは確実に 達成しなけれ ばなりません。その後、達成後でございますが、数値目標を設定するかどうかにつきましては、政策金融の実施状況、それから民間金融機関の動向、当然これは 経済情勢を含みます、こうしたものを総合的に勘案する必要がございます。
行政減量・効率化有識者会議におきましては、新公庫の業務や統合プロセスについて専門的な立場から評価、検証を行っていただくワーキングチームを設置 し、その場においても、こうした半減目標後の数値目標の設定について御検討をいただくことになろうかと思います。
泉委員
そのワーキングチームですけれども、これはいつぐらいに、あるいはどういうメンバー で発足をされる御予定でしょうか。
大藤政府参考人
今大臣からお話がございましたように、行政減量・効率化有識者会議のもとに 専門のワーキングチームを近々設けていただくという予定でございますけれども、その人選につきましては今後検討していくこととなっております。
なお、ワーキングチームにおきましては、新公庫、完全民営化・廃止機関について専門的立場から評価、検証を行うとともに、節目節目で有識者会議への報告 を行っていただくことなどを検討しているところでございます。
具体的な検討課題等については、新公庫について、業務の不断の見直し、民業補完の徹底など、いろいろな点から評価、検証していただくとともに、完全民営 化・廃止機関についても、新体制への円滑な移行の実現に向けた取り組みを中心に、新公庫と並行して評価、検証していただくことを考えているところでござい ます。
泉委員
ぜひ数値目標を設定して取り組んでいただきたい、さらなるスリム化にも取り組んでい ただきたいということもお願いをしたいと思います。
次に、新組織発足に当たっての役員天下りの問題がやはり指摘をされております。これは行政改革推進法の方にも書かれておりますし、そして今回の法律の中 にも、たしか六十一条でしたか、特定の公務の経歴を有する人が固定的に選任されることのないようにということが入っている。これは大変すばらしい文言だな というふうに思っているわけですが、少し細かくというか、やはりこういうものは、最初につくった大臣がすばらしくても、なかなか後々形骸化をしていくもの でありまして、改めてくぎを刺しておきたいという意味も込めまして質問させていただきます。
特定の公務の経歴、これは例えば一つの役職を指すのか、あるいは、そこの省庁に所属していたということを指すのかでも随分違うのかなというふうに思うん ですね。例えば、ある省庁のある役職についていた人が継続して慣例のようにそのポストに行く、これが今までの天下りだったわけですけれども、多分形を変え て、幾つかのポストが、順繰り順繰りということも考えられたりですとか、あるいは、そのポストに見合う立場の人が違うポストにいるけれども、何かしら、大 体、何期生のこのぐらいの方々がいつも行っている。
そういう形になってしまっては、せっかくのこの法律の条文の意味が薄れてしまうというふうに思うわけでして、その意味で、法律に書かれている特定の公務 の経歴というものは何を指すのか、それをお伺いしたいと思います。
渡辺国務大臣
今までは、割と慣例として、次官ポストのような形で理事長とか総裁が決められ ていたと思います。
今回の法案におきましては、委員御指摘のように六十一条において、二項の第一号でございますが、第一条に規定する目的及び第十一条に規定する業務に照ら して必要と認められる識見及び能力を有する者が選任されることという文言が入っておりますので、どこそこ省の事務次官をやったから自動的に新公庫のトップ に座れるというわけではありませんよということをここにおいて書いてあるわけでございます。
泉委員
まさにそこでして、そこにもしかすると我々政治の側は、大臣も今は政府ですけれど も、根本は政治 家としてお考えをいただきたいわけですけれども、注意をしなければならない。ああ書けばこう動くというところがやはりあるのではないのかなということも多 少心配をしておりまして、たしか本会議の大臣の御答弁の中でも、多少そこがぼかされているような気がしてならないんですね。
確かに、この組織は、独自に経営者を選び、そして主務大臣もそれをチェックするということではありますが、これまで大体、事務次官をやった方は能力があ るというふうにみなされ続けてきたわけですね。あるいは事務次官じゃなくてもそうです。大体、何かに就任をする方は、間違いなくその能力があるという大義 名分というか、それをくっつけられてその立場へ天下っていっているという現状があるわけでして、これを果たしてどう担保するんだろうかというところが大変 心配なんです。
その意味では、今回の、特定の公務の経歴が固定的に選任されることのないようにということですが、これは先ほども言いましたが、我々が今想定しているの は、ずっと歴代の事務次官、衆議院でいうと例えば事務総長が国会図書館の館長になるとか、そういうことは今徐々に変えていこうとしています。そうじゃない けれども、大体事務次官や、事務次官じゃなくてもその周辺に次に偉い方々がいるわけです、そういう方々が入れかわり立ちかわりポストをいつも、その立場に いるポストは違うわけですが、その組織の中に入っていくという状況もこれは余りよろしくないことでありまして、民間からも積極的にこの公庫には入っていた だきたいというふうに思うわけですが、この辺の懸念、心配ないということで考えても大丈夫でしょうか。
あと、固定的に選任されることのないようにというところも、さっき言ったように、何人かの役職の人たちが順繰り順繰り、次はどこどこ省から、次はどこど こ省からと、十年間見てみたら、大体定期的にというか順番になっている。これもやはり固定的に当たるんじゃないのかなというふうに思うわけですが、いかが ですか。
渡辺国務大臣
心配はございません。
もう既に、例えば中小企業金融公庫総裁は、二代続けて民間の方を起用いたしております。
また、今回、この法案においては、役員選任は、政府が、確立したルールに基づき、主務大臣の認可に当たっては、内閣としてきちんとチェックをすることに なっています。
例えば、代表取締役会長及び社長については閣議の口頭了解が必要になります。また、役員全員について官房長官の同意が必要となります。それから、代表権 の付与に当たっても官房長官の同意は必要でございます。
こうした二重三重のチェックをかけてやっておりますので、委員の御懸念は、心配はございません。
泉委員
もう一つの懸念は、経営責任者のみならず、役員全体の中で公務員の出身の方々が多数 を占めるということはやはり好ましくないというふうに考えますが、その点はいかがでしょうか。
林副大臣
今、大臣から御答弁がありましたが、まさに役員全員について官房長官の了解が常勤 については必要だ、こういうことになっておりますので、そういうことで二重に三重にチェックをする、こういう仕組みになっておるところでございます。
泉委員
林副大臣は答弁者の中に入っていないと思うんですが。(林副大臣「失礼しました」と 呼ぶ)そこは入っていますか。入っていないんじゃないかな、私のは。(発言する者あり)はい。
次に、またちょっと違う問題に入らせていただきますけれども、それぞれ統合される政策金融機関ではありますけれども、実際には、それぞれ主務大臣という か監督が、勘定が別々のまま残されて、責任を明確にするということが書かれております。
それはそれで、そういった観点からはすばらしいなというふうに思うわけですけれども、一方で、民間企業の仮定損益計算書というふうにして表をつくってみ ると、例えば中小企業金融公庫は、構造的にというか慢性的に赤字を抱えているという状況であります。たしかこの法律の中では、経営責任というか、それぞれ の勘定において責任を明確にするということがうたわれているわけですが、こういった構造的に中小企業金融公庫が抱えてきた赤字の状況について、責任をとる という観点からいうと、どういうような組織の運営の仕方を考えていけばよろしいんでしょうか。
大藤政府参考人
ただいま中小公庫の状況について御指摘がございましたけれども、先生御指摘 のように、現行の各機関は、各年度の業務実績につきまして、企業会計ベースの民間企業仮定貸借表でありますとか損益計算書を作成して、これを公表している ところでございます。
中小企業公庫につきましては、経常利益ということで見ますと五千四百六十五億円の赤字になっておりますけれども、うち、融資業務は二百七十二億円の黒 字、それから信用保険等業務は五千七百六十五億円の赤字ということでございまして、専ら赤字は信用保険等に係るものということでございます。
いずれにいたしましても、バランスシート上は資産超過の状況ということでございますので、これからデューデリを行いまして企業会計基準に移行していくわ けでございますが、その中で適切に対応して、今後、経営努力を行っていくということだと思っております。
泉委員
中小企業庁の方にもお越しをいただいておりますけれども、こうして信用保険等業務の 方では大きな赤字を抱えて、抱えざるを得ない状況があると思うんですが、これをデューデリを行って新たに赤字を削減していく。どこまで実際に可能だとお考 えでしょうか、中小企業庁。
近藤政府参考人
お答え申し上げます。
今の御指摘の中で、私ども中小企業金融の性格上、中小企業金融に際して黒が立つというのはなかなか難しい現状があるわけでございます。
その中で、いかに効率的に、そして中小企業者のためになる支援をするかということで努力をしていきたいと思いますし、それぞれの政策金融を、それぞれど ういう目的でどういう政策を特に講ずるかということでいろいろと御指導いただきながら政策を講じて、できるだけ赤字のないような、かつ中小企業者のために なるような施策を講じていきたいと考えておるところでございます。
泉委員
次に、農水省にお伺いをしたいのですが、農林漁業金融公庫も政府補給金収入というも のが多くを占 めていて、それで何とかぎりぎりのラインを保っているという状況であります。これもやはり、今のままの政府の目標というか、それぞれの勘定の中で業務の改 善を図っていくということでいうと同じようにその対象になるのかなというふうに思うんですが、どのように政府補給金に依存した体質を変えていくというふう にお考えでしょうか。
中尾政府参考人
御指摘の農林公庫資金でございますけれども、これは、我が国の食を支える担 い手農業者の 育成や地球温暖化防止に資する森林整備の推進などの政策目的の実現のため不可欠のものでありますが、自然条件の影響を受けやすい、生産サイクルが長いなど の農林漁業の特性から、長期、低利である必要があり、貸出金利が調達金利を下回っております。
現行の農林公庫補給金は、これらの政策目的の的確な実施に真に必要な政策コストとして措置されているものと考えております。この点につきましては新公庫 の移行後も変わりはなく、引き続き政策目的の的確な実施のための一定の政策コストとして財政支援が必要であると考えておりますが、今後とも、効率的な業務 の実施に努め、経費のできる限りの縮減に努めてまいりたいと考えております。
泉委員
もうこれで最後にいたしますが、大臣、この損益計算書で見ますと、やはり中小企業金 融公庫そして 農林漁業金融公庫については、構造的に今抱えている赤字の状況というか、程度はちょっと違いますけれども、特に中小企業金融公庫については、業務上いたし 方ないというものもあると思うんですね。これをスリム化していくということを追求すれば、それは事実上の貸し付けがどんどん削減をされていくということに なってしまうのではないのかな。あるいは、ほかにどんな手法があるのかなというのが私にはまだ見えていないわけでして、この点については、ぜひ御配慮をい ただきながらというのも変ですが、どのように赤字を削減していくのかというのを非常に注目しております。
赤字を削減すれば、それだけ国民、特に中小企業者にお金が行き渡らないという状況しか考えられないのではないのかなというふうに思っておりまして、最 後、その点御答弁をいただいて、この質問を終わりたいと思います。
渡辺国務大臣
引き続き必要な金融仲介は行ってまいりますことは、先ほど来答弁しているとこ ろでございます。
最近では、事業再生などにおいて、債権放棄を伴うものも政府系金融機関の中で出てきております。こうした新たな取り組みも行っておりますし、また、リス ケや金利減免などを通じて事業再生に資することも従来から行っているわけでございます。
したがって、不良な資産に対してはそれに見合うだけの引き当てを積むのは当然のことであって、きちんとそういった会計的な側面からのガバナンスはきかせ ていかなければならないと考えております。
一方、政策金融を実施するという観点も忘れてはならないわけでございまして、先ほど来申し上げております行政減量・効率化会議におきまして、さらなるス リム化と同時に、政策金融の諸問題についても検討を加えてまいるつもりでございます。
泉委員
終わります。どうもありがとうございました。
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